昨日に引き続き決算の決算審議について報告します。
都市計画局に対しては、
①東九条地区などの事業計画の見直し状況
②北山三学区など北部山岳地域での体験型民宿開設のための規制緩和
③平成の京町家のPR事業
などについて質問しました。
①の東九条地区というのは南区の京都駅南側の鴨川沿いのエリアです。
土地の買収と不良住宅の改善事業が行われていますが、計画が遅れている現状があります。
こうした大規模事業については、将来の財政負担も考え見直しを図るという市の方針が示されていましたが、その見直しの状況を問いました。
答弁からは、まだ大幅な見直しによる事業費の縮減というところには至っていない状況がわかりました。
見直しの方針がありながら、なし崩し的に事業費が膨らむことのないよう、厳しく指摘をしました。
②の規制緩和については、市街化調整区域という規制があって、北山三学区などで地域活性化のための宿泊施設などを作れないという課題に対する指摘です。
京都府は山村地域で規制緩和を行って農家民宿が作れるようにしています。
京都市でも地域活性化に役立つものについては、同様の規制緩和ができないかということを聞きました。
前向きな答弁がありましたので、今後の検討になるとは思いますが、少しここは前進させることができそうです。
③平成の京町家のPRについては、昨年400万円をかけて作成した映像の活用と効果について聞きました。
決算審議ですので、こうした政策効果についての視点も必要です。
残念ながら、映像制作と映画CMの結果、京町家の申請が増えたということかは確認できていないようでしたので、今後せっかくの映像を眠らせないよう、しっかり活用するように指摘しました。