2011年11月24日

チマキザサの里帰り

11月23日、左京区花背の別所山の山中にチマキザサを植えにいきました。
このチマキザサのプロジェクトは私が100人委員会をやっていたときに始めたものでしたので、とても思い入れがありました。

チマキザサはもともと花背をはじめ京都の北山に広がっていました。
この笹の葉を使い、京都の文化である祇園祭の粽や和菓子が作られていましたが、
近年では笹枯れや鹿の食害で、チマキザサが絶滅の危機にあるのが現状です。
そのため、祇園祭の粽も近年では丹後や他府県の笹が多く使われるようになりました。

京都の北山にもう一度笹を増やすために、笹の苗を里親としてまちで育て、
大きくなってから山に植え戻す。そしてその活動を通じて一人でも多くの京都の市民に山とまちのつながりを実感してもらいたい。
そういう意味で作ってきたプロジェクトでした。

1年半でだいぶ大きくなった笹の苗を、滝谷山の斜面に植えました。
植えた場所は京都市林業振興課が「森林植生復元実証プロジェクト」として防鹿柵で囲って植生の回復をすすめている場所です。

落葉をのけ、土を掘り返して、笹を植えました。
作業は斜面でやりにくい場所もありましたが、全員で一株ずつ植えていきました。
次に来たときに、笹がもっと広がっていたらと思うと楽しみです。

2011年11月22日

TPP交渉に思う

最近のブログが議員活動や地域活動の報告中心になっていましたので、
少し大きな視点で、政治全般の課題への考え方を書きたいと思います。

野田内閣になって最初の大きな課題がTPP交渉への参加問題でした。
民主党においても考え方は二分されていましたし、京都市会でも参加への慎重対応を求める意見書が民主以外の会派の賛成多数で可決されていました。

私は、このTPPへの参加は日本がこれから世界の中で生き残っていくために必要なことだと思っています。
メリット・デメリットは両方あります。
しかし、総理が国を開き、世界とともに成長・発展していくという明確な意志を示したことはとても重要な意味があると思っています。

もちろん、主張されているデメリットのように国際競争にさらされて生き残れない産業が出てくることもあります。特に問題とされているのは農業や医療ですが、これらの分野はTPPに参加するしないにかかわらず、大きな変革を経なければならない分野でもあります。
私は、TPPへの参加はそうした変革を促すことにもつながると考えます。

交渉は今後行われていきますが、ルール作りに主体的に参加し、国益の最大化をはかることと、中国をはじめとするアジアの国々を、同じ公正なルールの自由貿易の枠組みに取り込んでいくことに、努力をしていってほしいと考えます。

2011年11月18日

千葉・東京への視察

11月15日~16日、議員団で千葉市と東京へ調査に行きました。
千葉市では東日本大震災後の対応について聞き取り。
応急的な対応はされていますが、本格的な対応はこれからの課題とのことでした。
しかし、費用は3000億円ほどかかるということで、
その負担、特に民有地をどうするかという課題があるということでした。
京都でも災害時は同じ問題がおこります。
いまからしっかり研究しておくことが必要だと感じました。

2日目は東京国立博物館のミュージアムショップを視察。
手刷りの浮世絵などオリジナルの商品が外国人観光客などに人気とのことでした。
京都市も、伝統産業ふれあい館などでショップをもっていますが、
商品開発力や売り方など、参考になる部分があります。
博物館では法然と親鸞展を開催していましたが、
調査のみのため展示を見ることはできませんでした。
残念です。

2011年11月17日

北区総合防災訓練

11月13日、大宮小学校で行われた北区総合防災訓練に参加しました。何度も参加している区の防災訓練ですが、東日本大震災を受けて、今年は避難所運営訓練に重点がおかれていました。
実際に体育館に避難所をつくり、地区ごとに班を編成し物資の分配や情報の伝達を行います。
実際にやってみると、電気が通っていてマイクが使える状況であっても、避難所の運営は困難を極めました。訓練でも相当混乱し、参加者にはストレスもたまっていたようですが、実際の避難所での困難は訓練の比ではありません。
 訓練に参加できない本当の要支援者がどっと避難所に来た時に、地域の力が試されると感じた訓練でした。

2011年11月14日

京都市版事業仕分け

11月14日、民主都みらい市会議員団で京都市の事業仕分けを行いました。
対象になった事業は12事業。
私は鍼灸マッサージ団体事業補助、消防団協会、給食協会の3事業を仕分け人として担当しました。
事業仕分けの手法には賛否がありますが、長年漫然と続けられてきた事業について
行政の意識を変える意味で、重要な取り組みだと思います。
事業は、不要>再検討>広域化>要改善>継続というように仕分けられます。

仕分け結果は
①烏丸公共地下道維持管理・御池公共地下道維持管理>要改善
②放置自転車対策>要改善
③街路樹の維持管理>要改善
④鍼灸マッサージ団体事業補助>再検討
⑤消防団協会>再検討
⑥京都市学校給食協会への委託>要改善
⑦資源ごみ回収拠点(紙パック)>不要
⑧映画広報>再検討
⑨姉妹都市交流事業>再検討
⑩人権啓発推進支援事業・市民啓発事業>要改善
⑪旧公設市場等管理>再検討
⑫伝統産業販路開拓、産地商品宣伝>再検討
でした。

これらの結果は、今後の議員団での予算要望や予算審議に生かされます。


2011年11月11日

柏野こどもまつりとにこわくフェスタ

11月6日、朝から地元の柏野小学校での
PTA主催のこどもまつりをお手伝いに行きました。
地域の方々が手作りのゲームなどで子どもたちを楽しませる企画です。
私はストラックアウトの担当でしたが、あちこちに飛ぶボールを拾うのに
右往左往してしまいました。

その後、こども未来館で行われたにこわくフェスタを見に行きました。
時間の関係で、絵本の展示しか見ることができませんでしたが、
なつかしく見せていただきました。

こういう自分たちで取組むことを、もっと応援していきたいし、
発信していきたいなと思います。