2011年7月28日

民主党政令市政策協議会

7月25日、26日の2日間にわたって、京都で民主党系会派に所属する全国の政令指定都市の議員の
政策協議会研修会が開催されました。
前原前外務大臣から「今後の成長戦略と日本外交」というテーマで講演がありました。
パワーポイントを使って話す前原さんが印象的でした。
今後の日本が人口減少と高齢化に直面するなかで、いかに国を開き世界を相手にしていかないといけないかを、海運や社会資本整備や医療、観光など様々な事例をあげながらのお話でした。
自治体議員としての我々も、京都だけ、たとえば大阪や神戸だけなど一つの都市のことだけを考えて行動するのではなく、日本全体としてどうかという視点を持つことの重要性を再認識しました。
その後は門川市長による京都市の取組の紹介をしていただきました。
こちらは準備などでゆっくり聞くことができず残念でした。

2日目は他都市の議員の方々を引率して、岡崎地区を視察しました。
市民参加で行われている岡崎の活性化などのお話を聞き、
実際に国際交流会館や疏水記念館・無鄰菴などを視察しました。
特に印象的だったのは、無鄰菴で藻の除去作業を見れたことでした。
藻のない個所と、まだ除去できていないところを見比べれば、
手作業で藻を取り除くことが、庭の景色を守っていくうえでいかに重要かが一目でわかります。
伝統のあるお庭をどう守っているのか、京都の文化力の奥深さを
他都市の議員の方々にも感じていただけたように思います。

2011年7月27日

京都流議定書2011

7月24日、京都流議定書2011の3日目の最終プログラムに参加しました。
『元気な日本を取り戻す為に、私ができること。
 ~集まれ!行動者達・・人間力受賞者×学生×起業家×企業人で大討論会』
というプログラムでした。
プロアクションカフェという形式の討論会には初めて参加しました。
共通のテーマでテーブルを移動しながらカフェのように話すというワールドカフェは何度も参加したことがあるのですが、
コーラーという提案者が自分のやりたいと思う行動をいくつも提案して、それについて話し合うというのが
プロアクションカフェの特徴のようです。
今回は21の議題が上がっていましたので、私は「起業したい」「がん患者の美容をしたい」などに参加しました。
他にも興味のあるテーマはあったので、「病院×アート」や「年越し命の村」とか話をゆっくり聞きたいなと思いました。

新しい公共について講演を聞きました

7月23日、午前は京都市未来まちづくり100人委員会の公開フォーラム「震災から考える京都~いのち・生活・未来 ~」を聞きに行きました。
午前中のパネルディスカッションだけの参加でしたが、いままで自分たちが当たり前と思っていた暮らしを考え、発信しようという意欲的な発信の場でした。
午後の意見交換の場に参加できなかったのが残念です。
午後は民主党京都政治スクールで、鳩山前総理と深尾昌峰京都地域創造基金理事長のお話を聞きました。
鳩山前総理のお話は政局に気を使いながらお話されていたようで、少し物足りないところもありました。
深尾さんのお話は何度か聞いたことがあるのですが、いつ聞いてもわくわくさせられます。
北海道の高齢者の映画づくりの話や、徳島の上勝町で葉っぱビジネスを展開する「いろどり」の話など、具体的なエピソードも印象に残りました。
やはり何かを始める、一歩踏み出すということのパワーを感じます。

2011年7月21日

7月20日教育福祉委員会

7月20日の教育福祉委員会で、牛肉の安全の問題や教員の評価制度について質問しました。
特に、放射能汚染の疑いのある牛肉の問題では
「しっかり情報を明らかにすることが市民の安心につながる」と市により詳細に調査し、
情報を提供するように求めました。

以下に主なやりとりを紹介します。

Q.京都市がこの情報をつかんだのがいつで、職員がどこに何を確認し、公表に至ったのはいつか?

A.西宮市の食肉センターから卸を経由して京都市内に食肉販売店に入ってるという情報が19日の午後1時過ぎにあった。西宮市がどこに卸したかをリスト化して、その業者に赴いて、伝票・実物を確認した。午後7時頃に調査が終了し、公表した。

Q.京都市ホームページには
「放射性セシウムを含む餌を与えていた福島県産牛肉の市内流通調査を実施。当該牛肉を食べても健康上の問題を過度に心配する必要はありません」
と書かれているが、より不安を与えかねない表記だと思う。改善できないか?

A.HPの牛肉の表記については、暫定的な処置と考えてもらいたい。検査が終わり次第、情報を公表していく。

Q.食品の放射能検査を行い、公表をしているが、京都市独自に検査の対象を拡大することを検討しているか?

A.牛肉については一番長く育てたところが生産地になるわけで、最終出荷地が生産地にならない。全頭検査は難しいのでピックアップして検査をしていきたい。

やりとりからは、京都市がしっかりした対応をしていることがうかがえました。
ただ、市民に情報を提供する時に「安心ですよ」というだけではなく
「いつ、どこでどのように調べた結果がこうでした」
という情報発信をしてくことが必要だという考えを伝えました。

2011年7月12日

京都マラソン開催の影響は?

文化市民局の担当者から、京都マラソンの開催概要について説明を受けました。
やはり市民生活への影響は心配されます。
特に北区では数時間にわたって西大路や北大路、船岡東通などで交通が分断されることになります。
市バスやJRバスなどの公共交通がどの程度影響を受けるのかも気になりますし、
商店などの集客に与える影響も大きいと思われます。

京都市の計画では、大規模な渋滞を防ぎ、緊急自動車や路線バスの
円滑な運行確保のためには自動車交通量の35%の削減が必要とのことです。
PR告知や市民・観光客への周知に努めるとのことですが、
どこまで理解され、徹底できるかは未知数です。

これから実施にあたって市会でも議論がされますが、
特に市民生活にどういう影響が出るのか、
その対策をどうするのかを具体的に議論していく必要があると思います。

2011年7月5日

市民参加のかたち

先日の教育福祉委員会で、放課後まなび教室について質問をしました。
放課後まなび教室は、地域の方が放課後学校にきて、子どもたちの勉強をみるという取組です。
私は、市民が公共へ参画していくというのは、とてもいいことだと思っています。

一方で、市民参加が行政の下請けのようになってはいけません。
行政がやってほしいと思うことを市民に頼んでやってもらう市民参加ではなく、
市民が自分たちで考え、行動していける市民参加に進化させていくべきだと考えています。
今回の委員会でも、そういう視点で質問をしました。

具体的には、
①サポーターの募集の方法はどのようになっているか
②各教室独自の取組はどのようなことが行われているか
③サポーターのスキルアップのしくみは整っているか
などを質問しました。

答弁からは、まだ各教室独自の取組は十分ではないとのことでしたので、
学校や行政の下請けではなく、主体的に動ける教室づくりに取り組んでほしいと求めました。

学区ごとに校長先生が地域の方々に頼んで運営するというかたちから、
それぞれの学校で、特色ある教室ができるような発展のしかたを目指すべきだと考えています。