2013年3月21日

3月5日6日 予算委員会第三分科会(水道局)

ご報告が遅くなってしまいましたが、予算委員会の報告です。

3月5日、6日と水道局についての質疑がありました。
今市会の大きな議案である水道料金の値上げについて、多く質疑をしました。

私は集合住宅での料金の取り扱いについて質問しました。
今回の改定であまり水を使わない家庭は据え置きか一部値下げになりますが、マンションなどではまとめて料金を計算しているため、個々の部屋で節水していても値上げになってしまう部分もあります。

個々のケースによって違いますが、全体的に集合住宅はちょっと不利な部分があるのかなと思います。
京都市会の議論も、アパートやマンション住民の意見や視点より、商店や一戸建ての住民をベースにした議論になっているのでは、と感じました。
若い世代はマンション住民も多いです。
戸建だけを前提にしない議論が必要だと主張しました。

インフラの老朽化を放置することは、将来への負担先送りであり、私は値上げ改定は必要という考え方です。
むしろ水道管の更新をより進めるために、今回以上の値上げでも良かったのではないかという思いです。

2013年3月6日

3月1日4日 予算委員会第三分科会(交通局)

3月1日と4日の2日間にわたって、交通局への質疑を行いました。
私からは、市バス地下鉄の予算編成にあたっての乗客変動の予測や経費の見込み、洛ナビシステムの改善、大手旅行社のツアーとの連携、公営交通協会と地下鉄協会への会費負担、駅周辺へのポスティングの効果などについて質問しました。

まず、乗客変動の予測についてです。
乗客数の変化要因として大きなものでは、同志社大学が今出川キャンパスに学部を移転することで約7000人の学生が増えることが予想されています。
もちろん全てが市バス地下鉄を使うわけではありませんが、大きなチャンスで、旅客増を見込む答弁がありました。

洛ナビについては、都市計画局が市バスや鉄道の経路やダイヤ、遅れ情報なども検索できる新しいシステムを5月に運用開始します。
交通局でも、これと連動しながら洛ナビのシステム改修を考えるという答弁がありました。

大手ツアーとの連携では、新幹線とホテルがセットになったツアー商品に市バスや地下鉄のチケットを組み込んでもらえるよう、努力することを求めました。

公営交通事業協会や地下鉄協会は、国への要望などのために京都市交通局をはじめ、全国の事業者が加入して毎年会費を払っています。
これらの協会がどういう業務をしているか、会費水準は適切かという質問をしました。
交通局からは、国への要望のためには必要性があること、以前は高かった会費についても、協会の業務の見直しを求め、引き下げされてきたことなどが答弁されました。

財源を国が持っている今の制度では仕方ない部分なのですが、こうした国と地方の関係については、今後も取り上げていきたいと思います。