8月26日から28日間の3日間、市会の経済総務委員会で他都市調査を行いました。
今回の調査項目は、大阪市での新公会計制度の導入、熊本市の食品工業団地「フードパルくまもと」熊本県の中小企業振興条例、福岡市の国際会議場、福岡市天神地区のエリアマネジメントでした。
私が希望を出した福岡市の天神地区のエリアマネジメントについて、少し詳しく書きます。
九州一の商業拠点である天神地区では、2006年から西鉄や地域の商業施設などが中心になって、官民協働のエリアマネジメントを展開しています。
行政と地域自治会と企業が一緒に協議会を作って、多彩なイベントや、防災防犯活動に取り組むといった活動を紹介していただきました。
今回聞いただけでも
・清掃美化活動
・落書き消し
・防犯パトロール
・防犯カメラ設置
・防災訓練
・AED講習
・自転車安全運転キャンペーン
・違法駐輪対策
・まち歩きマップ作成
・ボランティアによる地域案内
・通訳ボランティア
・まち歩き
・オムツ交換台や授乳室マップの作成
・子連れ専用の映画会「ママシネマ」
・天神朝キャンパス
・交通戦略会議
・公園でのオープンカフェ
・子どもの職業体験
・クリスマスイベント
・まちなかアートギャラリー
といったことが展開されています。
私が面白いと思うのは、まずこういう協議会を作ることができたことと、民間事業者主体の取り組みに行政が関わり、特に立ち上げ期のバックアップを人とお金の面でしっかりやったということです。
京都で同じような協議会の枠組みづくりができるか、またそこに学区の住民組織も参画できるか、そのような視点で話を聞きました。
いつか私の事務所のある新大宮など北区のいくつかの地域でも、商店・学区組織・周辺の住民・学生・行政といった方々と協議会を作って、地域の魅力発信のようなことができたらいいなと考えています。