2012年12月25日

衆議院選挙を終えて、今思うこと

衆議院選挙の敗北から1週間を経過して、ようやく民主党は海江田新代表を選出しました。
今回の衆議院選挙で民主党は大敗し政権を失うことになりましたが、新しい代表の選出は、結局今まで通り国会議員だけの投票で決められました。

新しい代表の下、これから民主党が何をしていかないといけないかを私自身も考えています。
今回の選挙戦を通じて、10年かけて築いてきた支持を完全に失ったと実感しています。

勢力拡大のために党再生をどうするかを考えるのかではなく、日本のためにどういう党のあり方が求められえるのかを考え、党のあり方を根本的に見直していかないと、再生は容易ではありません。

民主党が政権交代できるほどの大きな政党になりえたのは、民主党の支持層が広がってきたからではなく、これまで特定の支持政党を持たない無党派層の支持を集めてきたことが大きいと思います。
しかし、政権交代後の民主党は無党派層の方々が何に期待しているか、何を求めているかに向き合うよりも、与党の権限を使って自民党の支持組織だったところを切り崩すことや、党員・サポーターや地方議員を拡大して党の基盤を強化するという方向性に向かってしまいました

無党派層の支持をつなぎとめることよりも、どう組織基盤を強化するかに目が行っていたように思います。
その結果、地域や組織の利害調整を考える政権運営になり、かつての自民党と同じように国民の目からは見えるようになったことで、無党派層の方々の多くが第三極などに流れる結果となりました。
比例代表で維新の会にも及ばなかった事実を、もっと重く受け止めなければなりません。
民主党の結党理念は『生活者』『納税者』『消費者』の立場を代表する政党であるということでした。

本来われわれ民主党がターゲットとすべき無党派層にもっと目を向けていかなければならないと感じています。

今回の自民党の大勝は、投票率の低下と無党派層の支持が分散した結果、手堅く支持層を固めた自民党が小選挙区を勝利したことが大きな要因だと捉えています

自民党の得票は大敗した前回衆議員選挙とほとんど変わっていないですし、新しい安倍政権の支持率も思ったほどは高くありません。

海江田新代表が今日の決意表明で述べた、結党の原点である「改革の党」としての役割を果たしていくということと、参議院選挙に向けて「野党の選挙協力が必要」ということが、しっかりと実現されることに期待したいと思います。

小選挙区制度では小政党が分立する限り自民党政治が続き、日本の政治が大きく変わることはないと考えます。
民主党をどう立て直すかではなく、無党派層の受け皿となりえる本当の改革政党を作るために、どうやって力を結集できるかを考えていかなければなりません。
 
私自身も、民主党のためではなく、改革を求める無党派層の代表としての活動ができるように、もう一度、議会活動や地域活動をしっかり見直していきたいと思います。

2012年12月20日

12月19日 交通水道消防委員会

衆議院選挙が終わり市会も再開しました。
選挙についてはあらためて詳しく書きたいと思います。

12月19日に交通水道消防委員会が行われました。
今市会では付託議案はありません。
報告案件の聴取を行いました。

まず交通局から市バスの旅客流動調査とお客様アンケートの結果と路線やダイヤの見直しについての報告がありました。
報告された結果は以下でご覧いただけます。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000133511.html

来年3月にダイヤ編成の基本的な考え方を作成し、再来年からの新ダイヤにつなげるとのことでした。
各委員から検討委員会に利用者や市民を入れるべきという質問が多く出ていましたが、私からは「いま市バスをよく利用している市民の意見をいくというよりは、いま市バスを利用しない市民の考え方も反映し、より利用拡大をはかれるような客観的な検討をすべき」という質問をしました。

水道局では、還付金を横領した職員の懲戒処分の報告があり、不祥事に対する局の意識が低いという質問が各会派から出されていました。
他に、次期経営計画の骨子の報告がありました。