京都市の行っている1400を超える事業の中から、議員団で12事業を選定。2つの班に分かれ、事業の必要性について仕分けを行いました。
今回は仕分け人6名(構想日本から3名、議員団から3名)と議論を進行するコーディネーター、事業の選定理由や論点を説明するスーパーバイザーの計8名で事業の必要性について議論し、その議論を市民判定人10名が聞いて、判定するシステムを採用しました。
仕分け人、市民判定人ともに以下5つの判定項目から選択しました。
①不要…税金を使って事業を行う必要がない。手段が目的化している、達成手段として不適当。
②再検討…事業のあり方をゼロベースで見直し。
③国・府・広域…規模が全国的、県域的。影響が広範囲に及ぶもの。
④要改善(市)…市で行うが、事業内容を見直し。
⑤継続(市)…市で行い、事業内容は現行通り。
事業仕分けの仕組みについて詳しくはこちらをご覧ください。
『「行政の事業仕分け」について-現場からの行政事業の総点検-』(構想日本HPより)
http://www.kosonippon.org/shiwake/about01/pdf/ab01.pdf
各班の結果は以下のとおりです。
第1班
○安心すまいづくり推進事業市民判定人➾再検討
仕分け人➾再検討
○京都市あんぜん住宅改善資金融資制度
市民判定人➾再検討
仕分け人➾不要
○高齢者マシン筋力トレーニング普及促進事業(地域支援事業)
市民判定人➾再検討
仕分け人➾要改善
○「伝統産業の日」関連事業
市民判定人➾再検討
仕分け人➾要改善
○小売商団体助成
市民判定人➾再検討
仕分け人➾再検討
○機関誌「京都消防」の発行業務委託について
市民判定人➾要改善
仕分け人➾再検討
第2班
○環境保全資金融資制度市民判定人➾不要
仕分け人➾不要
○蛍光管拠点回収事業
市民判定人➾要改善
仕分け人➾要改善
○環境施設見学「ごみ減量エコバスツアー」
市民判定人➾要改善
仕分け人➾要改善
○元離宮二条城
市民判定人➾要改善
仕分け人➾再検討
○京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例の推進
市民判定人➾要改善
仕分け人➾要改善
○消費者啓発
市民判定人➾要改善
仕分け人➾再検討
半分の事業で、市民判定人と仕分け人の結論が異なったのは意外な結果でした。
14日に市長へ提出した平成25年度予算要望には、京都市主催の市民参加型事業仕分けを開催するよう求めました。
事業仕分けの結果だけで、何かが変わっていくというものではありません。
こういう場で議論したことを、今後の予算審議などに活かしていくことが大事です。
論点を明確に委員会でとりあげ、京都市の行政の改善につながるように、私たち議員にとってはここからの仕事がより重要だと思っています。