9月9日の経済総務委員会は7時間を越える長い審議になりました。
議案も多かったので、ブログの記事もいくつかに分けて書きます。
夕方になってからの審議に、京都市が定めた「京都市公共建築等における木材利用基本方針」について報告があり私も質疑をしました。
「京都の山紫水明の森を健全に守っていきたい。」
これは100人委員会に関わって以来の、私の大きなテーマの一つです。
今回の方針は、簡単に言えば京都市の公共建築物などでもっと京都産木材を使っていくということで、具体的な目標も掲げられています。
もちろん、公共施設で使われることは大事なのですが、それだけで林業が産業として成り立つものではありません。
市民の暮らしの中で、市内の木材がもっと使われることが大切です。
住宅メーカーがなぜ国産材を使わないか。
国産材が外材に比べて高いということだけではなく、供給体制や品質の均一さなどで外材に分があるという資料もあります。
私の質問は、経済原則を無視して公共で使えばいいという考え方にならずに、公共で使うことを通して、京都の林業の供給体制をしっかりして、市場に受け入れられるようにしていくべきだという趣旨でした。
加えて、ペレットとしての利用について、公共施設にペレットストーブやボイラーを増やすという目標もあったのですが、去年視察をしたペレットを利用したコージェネレーションシステムの導入や、熱の地域共同利用など、単体の施設にストーブやボイラーをつけることにとどまらない対応を求めました。
今後研究していくという趣旨の答弁でしたが、今後も引き続き木質資源の高度利用については提言していきたいと思います。