2012年8月29日

8月24日交通水道消防委員会


ブログでの報告が遅くなってしまい申し訳ありません。

この日の委員会は水道局からの報告2件が主な案件でした。
① 西京区で水道管が破損したことによるにごり水の発生について
② 水道水の放射能検査について
他に8月14日の豪雨被害についてなどがとりあげられました。

質疑の概要
① 西京区で水道管が破損したことによるにごり水の発生について
8月21日に西京区で水道管の破損が原因で、洛西一帯の広い範囲で水道の水が濁りました。その件につき報告がありました。
質問では
・西京区で水道管の破損が続くことへの対処
・水道管の耐用年数と、今回の破損個所の年数や点検の状況
・一度収束したあと、再度広範囲ににごり水が発生した対応に問題がなかったか
などが質問として出されていました。
私は直接質疑に立ちませんでしたが、水道管の交換が予想以上に進んでいることがわかりました。したがって、破損が続いている状況を見ると、年数だけではなく、施工の状況などによっては比較的新しい管でも交換が必要なものがあることを感じました。詳しくは今回の破損がなぜ起こったのかの調査を待ちたいと思います。

② 水道水の放射能検査について
京都市が新たに導入したゲルマニウム半導体検出器を使った水道水の放射能検査を始めるということが報告され質疑されました。
・山間部などの簡易水道でも検査する箇所をふやすべきではないか
・検査にかかる時間や緊急時の対応
などが質問されていました。

8月14日の豪雨被害については、質問した議員から普段から側溝の清掃を徹底してほしいという要望が出されていました。

2012年8月28日

エネルギーの未来と私の行動

今日は、ここしばらく、大きな政治のテーマになっているエネルギーの問題について考えを書きたいと思います。

政府は2030年の原発依存度を巡って0%、15%、20~25%の3つの選択肢を提示して、将来の原発比率を示した「革新的エネルギー・環境戦略」を とりまとめようとしています。全国11会場で開催した意見聴取会や討論型世論調査やパブリックコメントをみていると、世論は脱原発にあります。
直ちに全ての原発を廃止すべきだとは言いませんが、現実的に原子力依存を下げていく方向を打ち出すべきだと思います。

いくつか考えないといけないポイントを書きます。
① 原発の危険性をどうとらえるか?深刻な原子力時事故が起こった時に発生するコストをどう見込むか。
② 原子力を使わないことによって、電力不足や停電が起こるリスクをどうとらえるか?
③ 電気料金の上昇を招いても、原子力を使わないという選択は妥当か
④ 原発を代替する化石エネルギーの購入の増大が、日本の貿易収支を赤字にしていることを許容できるか?
⑤ 原発立地の自治体の経済構造の変化をどうしていくか

もっとたくさんありますが、こうした様々な要因を考えながら、決断をしていくのが政治の仕事です。責任ある政治の仕事として、何年かけて、どのような手段でそれを実現可能なものにしていくかという工程表を作っていかなければならないと思います。

もう一つ、評論家的な意見を言うだけではなく、私は一自治体の議員の一人として、私にできることから始めていきます。


原発に頼らない社会をつくるためには、代替できるエネルギーが必要です。
電気をつくるということであれば、太陽光や風力などが注目されます。しかし、代替エネルギーはすべて電気に変えなければならないものばかりではありません。給湯や暖房といった熱利用なら、エネルギーを電気に変えてから利用するよりも直接使ったほうが効率的です。


そうしたエネルギー源として、森林バイオマス利用を進められるように、取り組んでいきたいと思います。
森林バイオマス利用はまだまだ市民に理解が広まっていませんが、日本では有力なエネルギー源です。いろいろなところで取り上げて、利用が進むきっかけづくりをしていきます。