2012年12月25日

衆議院選挙を終えて、今思うこと

衆議院選挙の敗北から1週間を経過して、ようやく民主党は海江田新代表を選出しました。
今回の衆議院選挙で民主党は大敗し政権を失うことになりましたが、新しい代表の選出は、結局今まで通り国会議員だけの投票で決められました。

新しい代表の下、これから民主党が何をしていかないといけないかを私自身も考えています。
今回の選挙戦を通じて、10年かけて築いてきた支持を完全に失ったと実感しています。

勢力拡大のために党再生をどうするかを考えるのかではなく、日本のためにどういう党のあり方が求められえるのかを考え、党のあり方を根本的に見直していかないと、再生は容易ではありません。

民主党が政権交代できるほどの大きな政党になりえたのは、民主党の支持層が広がってきたからではなく、これまで特定の支持政党を持たない無党派層の支持を集めてきたことが大きいと思います。
しかし、政権交代後の民主党は無党派層の方々が何に期待しているか、何を求めているかに向き合うよりも、与党の権限を使って自民党の支持組織だったところを切り崩すことや、党員・サポーターや地方議員を拡大して党の基盤を強化するという方向性に向かってしまいました

無党派層の支持をつなぎとめることよりも、どう組織基盤を強化するかに目が行っていたように思います。
その結果、地域や組織の利害調整を考える政権運営になり、かつての自民党と同じように国民の目からは見えるようになったことで、無党派層の方々の多くが第三極などに流れる結果となりました。
比例代表で維新の会にも及ばなかった事実を、もっと重く受け止めなければなりません。
民主党の結党理念は『生活者』『納税者』『消費者』の立場を代表する政党であるということでした。

本来われわれ民主党がターゲットとすべき無党派層にもっと目を向けていかなければならないと感じています。

今回の自民党の大勝は、投票率の低下と無党派層の支持が分散した結果、手堅く支持層を固めた自民党が小選挙区を勝利したことが大きな要因だと捉えています

自民党の得票は大敗した前回衆議員選挙とほとんど変わっていないですし、新しい安倍政権の支持率も思ったほどは高くありません。

海江田新代表が今日の決意表明で述べた、結党の原点である「改革の党」としての役割を果たしていくということと、参議院選挙に向けて「野党の選挙協力が必要」ということが、しっかりと実現されることに期待したいと思います。

小選挙区制度では小政党が分立する限り自民党政治が続き、日本の政治が大きく変わることはないと考えます。
民主党をどう立て直すかではなく、無党派層の受け皿となりえる本当の改革政党を作るために、どうやって力を結集できるかを考えていかなければなりません。
 
私自身も、民主党のためではなく、改革を求める無党派層の代表としての活動ができるように、もう一度、議会活動や地域活動をしっかり見直していきたいと思います。

2012年12月20日

12月19日 交通水道消防委員会

衆議院選挙が終わり市会も再開しました。
選挙についてはあらためて詳しく書きたいと思います。

12月19日に交通水道消防委員会が行われました。
今市会では付託議案はありません。
報告案件の聴取を行いました。

まず交通局から市バスの旅客流動調査とお客様アンケートの結果と路線やダイヤの見直しについての報告がありました。
報告された結果は以下でご覧いただけます。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000133511.html

来年3月にダイヤ編成の基本的な考え方を作成し、再来年からの新ダイヤにつなげるとのことでした。
各委員から検討委員会に利用者や市民を入れるべきという質問が多く出ていましたが、私からは「いま市バスをよく利用している市民の意見をいくというよりは、いま市バスを利用しない市民の考え方も反映し、より利用拡大をはかれるような客観的な検討をすべき」という質問をしました。

水道局では、還付金を横領した職員の懲戒処分の報告があり、不祥事に対する局の意識が低いという質問が各会派から出されていました。
他に、次期経営計画の骨子の報告がありました。

2012年11月21日

第3回事業仕分け報告

ご報告が遅くなりましたが、ブログでもお知らせしていた、民主・都みらい京都市会議員団による第3回事業仕分けを13日に実施させていただきました。

京都市の行っている1400を超える事業の中から、議員団で12事業を選定。2つの班に分かれ、事業の必要性について仕分けを行いました。

今回は仕分け人6名(構想日本から3名、議員団から3名)と議論を進行するコーディネーター、事業の選定理由や論点を説明するスーパーバイザーの計8名で事業の必要性について議論し、その議論を市民判定人10名が聞いて、判定するシステムを採用しました。

仕分け人、市民判定人ともに以下5つの判定項目から選択しました。
不要…税金を使って事業を行う必要がない。手段が目的化している、達成手段として不適当。
再検討…事業のあり方をゼロベースで見直し。
国・府・広域…規模が全国的、県域的。影響が広範囲に及ぶもの。
要改善(市)…市で行うが、事業内容を見直し。
継続(市)…市で行い、事業内容は現行通り。

事業仕分けの仕組みについて詳しくはこちらをご覧ください。
『「行政の事業仕分け」について-現場からの行政事業の総点検-』(構想日本HPより)
http://www.kosonippon.org/shiwake/about01/pdf/ab01.pdf

各班の結果は以下のとおりです。

第1班

○安心すまいづくり推進事業

市民判定人➾再検討
仕分け人➾再検討

○京都市あんぜん住宅改善資金融資制度

市民判定人➾再検討
仕分け人➾不要

○高齢者マシン筋力トレーニング普及促進事業(地域支援事業)

市民判定人➾再検討
仕分け人➾要改善

○「伝統産業の日」関連事業

市民判定人➾再検討
仕分け人➾要改善

○小売商団体助成

市民判定人➾再検討
仕分け人➾再検討

○機関誌「京都消防」の発行業務委託について

市民判定人➾要改善
仕分け人➾再検討



第2班 

○環境保全資金融資制度

市民判定人➾不要
仕分け人➾不要

○蛍光管拠点回収事業

市民判定人➾要改善
仕分け人➾要改善

○環境施設見学「ごみ減量エコバスツアー」

市民判定人➾要改善
仕分け人➾要改善

○元離宮二条城

市民判定人➾要改善
仕分け人➾再検討

○京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例の推進

市民判定人➾要改善
仕分け人➾要改善

○消費者啓発

市民判定人➾要改善
仕分け人➾再検討


半分の事業で、市民判定人と仕分け人の結論が異なったのは意外な結果でした。

14日に市長へ提出した平成25年度予算要望には、京都市主催の市民参加型事業仕分けを開催するよう求めました。

事業仕分けの結果だけで、何かが変わっていくというものではありません。
こういう場で議論したことを、今後の予算審議などに活かしていくことが大事です。
論点を明確に委員会でとりあげ、京都市の行政の改善につながるように、私たち議員にとってはここからの仕事がより重要だと思っています。

2012年11月12日

第3回事業仕分け

明日11月13日は民主・都みらい京都市会議員団主導のもと、第3回の事業仕分けが開催されます。
一昨年、昨年に引き続き、京都市各部局および構想日本のご協力をいただいて、実施いたします。

京都市の行っている12事業を2つの班に分かれ、事業の必要性について仕分けを行います。

今回は、仕分け人だけでなく、市民の方にも判定人として参加していただくことになりました。市民判定人の20名の方々も市役所職員の説明、職員と仕分け人との議論を聞いて、必要性について判定します。

私は午前中の
・安心すまいづくり推進事業
・京都市あんぜん住宅改善資金融資制度
・高齢者マシン筋力トレーニング普及促進事業(地域支援事業)
の仕分けを担当します。

他には
・「伝統産業の日」関連事業
・小売商団体助成
・機関誌「京都消防」の発行業務委託について(火災予防活動対策に含まれる事業)
・環境保全資金融資制度
・蛍光管拠点回収事業
・環境施設見学会「ごみ減量エコバスツアー」
・元離宮二条城
・京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例の推進
・消費者啓発
が対象事業となっています。

どなたでも傍聴可能ですので、興味のある方はぜひお越しください。



「民主・都みらい京都市会議員団 第3回事業仕分け」実施概要

【日 時】平成24年11月13日(火) 9:30 ~ 15:40
※入退室自由です。ご都合の良い時間帯にお越しください。
※時間は目安です。
尚、 9:15  より開会式を行います。

【会 場】京都ロイヤルホテル  2階 翠峰・麗峰の間(京都市中京区河原町三条上ル)

【対 象】京都市の事業(12事業/2班体制)

【参加者】
事業説明者:京都市職員
スーパーバイザー:民主・都みらい京都市会議員団所属議員
コーディネーター・評価者:構想日本事業仕分けチーム、民主・都みらい京都市会議員団所属議員
市民判定人:各班10名(計20名)


http://www.minsyumiyako.net/topics/201211/#a000251

2012年10月16日

決算委員会局別質疑

現在9月市会が開会中です。
先日は平成23年度決算に対する局別質疑を行いました。
私は今年は決算特別委員会第3分科会に所属していますので、10月4日~11日の平日5日間にわたって消防局・交通局・水道局に対する質疑を行いました。

今回の決算審議での私の質疑のポイントは以下の2点です。
・時代の変化に対応した行政運営
・私が60歳代になる30年後を見据えて、今やるべきことを訴える

主な質疑を報告いたします。

消防局
・時代の変化にあわせて消防分団の管轄区域を見直すなど再編を行う必要性

・自主防災組織の災害対応力向上の取り組みと訓練のあり方につい

交通局
・地下鉄会計の財務状況
・洛ナビの改善
・地下鉄駅周辺での駐輪場の整備

水道局
・古くなった水道管の交換の計画について
・琵琶湖や淀川水系全体の水環境の保全について

市バスや地下鉄の乗換、時刻表を調べる洛ナビについて、
バスのダイヤまで検索できるように改善してほしいと要望しました。
その質問のやりとりの中で、通常のウェブサイトではどれだけの方が閲覧したかアクセス数を調べるところ、洛ナビでは調べていないということも判明しました。
その点も今後改善していく必要があると考えます。

17、18日と2日間は市長総括質疑が行われます。

委員会での審議を受けて、議員から市長および副市長に総括した質問を行います。
私は18日に質問します。
市長総括質疑はインターネット中継も行われていますので、ぜひご覧ください。
http://113.42.218.61/KyotoCityCong/kousin11.asp

2012年9月22日

来週から9月市会が始まります

週明けの24日から9月市会が始まります。先週は9月市会に提案される議案や審査する23年度決算の説明を受ける議案勉強会が連日続いていました。 

勉強会は各局あたり1時間。議案の説明にだいたい30~40分はかかるため、質問する時間は限られています。勉強会だけでは情報不足なので、実際の審議のために必要な情報は、別に担当の方に時間をとっていただいて説明を受けます。 

そんな中でも金曜日は新大宮商店街の宵の市や立命館高齢者プロジェクトの創生の会に参加しました。商店街の現状についてや、尖閣諸島のこと、民主党代表選など、話しかけていただく内容は様々です。

民主党代表選挙について、野田総理に自分の票を投票したことは以前書きました。大差で再選されましたが、民主党への期待感を聞くことはほとんどありません。無党派の支持あってこその民主党だったことをもう一度見つめ直していかねばならないと思います。 

まずは9月市会の審議に全力を尽くします。

2012年9月15日

民主党代表選

いま民主党の代表選挙が行われています。9月21日の臨時党大会で新しい代表が選出されます。 代表選挙では国会議員だけでなく、地方議員や党員サポーターにも投票権があります。 郵便投票ですので、18日の締め切りに間に合うよう、すでに投票を済ませました。 私はこれまで厳しい中でも政権を運営し、税と社会保障の一体改革や新しいエネルギー戦略の策定などを進めてきたことや、TPPなど自由貿易の推進を明確に打ち出していることなどを考え、野田総理に投票しました。 代表選挙の公報もしっかり読みました。 私は社会保障を支えていくためにも、経済対策が一番大事だと思っていますが、経済政策で、産業再編の促進や海外M&Aの支援、国内投資の呼び込みなど、いま日本経済に必要なことにちゃんと言及しているのも野田候補だけでした。 ただ、原口候補の訴えの中であった官僚機構依存の打破は、民主党の基本理念でもあります。こういう部分は一致してしっかり組むべきだと思います。 民主党代表選挙の報道でも、自民党総裁選挙の報道でも、経済政策やエネルギー政策などの違いの報道より、政権の枠組みの考え方や日本維新の会への対応などばかりが報道されます。 民主党では党運営について、自民党では特に靖国参拝についてや河野談話の見直しについてなどが争点のように報道されていますが、もっと伝えられるべきことがあるように思います。

2012年9月11日

9月7日交通水道消防委員会

この日の委員会は交通局から「市バス旅客流動調査(平日調査)の結果について」、水道局から「京都市上下水道料金制度審議委員会の審議状況について」、消防局から「4月12日に発生した祇園地域における集団救急事故事後検証結果報告書の概要について」の報告があり質疑されました。 私は交通局の報告で質問に立ちました。この調査は5月に市バスの乗客がどこで乗って、どこで降りたかを全系統で調査したものです。私も実際に調査しているバスに乗って、調査の様子を観察していました。 私が質問したポイントは、今後この調査をどういう観点で分析していくのかというところでした。答弁では、乗客がどこで乗り、どこで降りたかを中心に分析し、今後のダイヤ編成に生かしていくとのことでした。 他の議員からは、前回調査からの変化について、今後のとりまとめスケジュールなどについて質問がされていました。 水道局からの報告は、現在の水道料金制度についての検討委員会の審議状況の報告です。この報告は定期的に市会にされています。 消防局の報告は、4月の祇園の事故についての救急対応についての検証の報告でした。緊急時、現場に医師を要請する基準が今のままでいいかどうかなど、質問されていました。 次回は9月市会中に決算特別委員会での決算審議を中心に委員会が行われます。

2012年8月29日

8月24日交通水道消防委員会


ブログでの報告が遅くなってしまい申し訳ありません。

この日の委員会は水道局からの報告2件が主な案件でした。
① 西京区で水道管が破損したことによるにごり水の発生について
② 水道水の放射能検査について
他に8月14日の豪雨被害についてなどがとりあげられました。

質疑の概要
① 西京区で水道管が破損したことによるにごり水の発生について
8月21日に西京区で水道管の破損が原因で、洛西一帯の広い範囲で水道の水が濁りました。その件につき報告がありました。
質問では
・西京区で水道管の破損が続くことへの対処
・水道管の耐用年数と、今回の破損個所の年数や点検の状況
・一度収束したあと、再度広範囲ににごり水が発生した対応に問題がなかったか
などが質問として出されていました。
私は直接質疑に立ちませんでしたが、水道管の交換が予想以上に進んでいることがわかりました。したがって、破損が続いている状況を見ると、年数だけではなく、施工の状況などによっては比較的新しい管でも交換が必要なものがあることを感じました。詳しくは今回の破損がなぜ起こったのかの調査を待ちたいと思います。

② 水道水の放射能検査について
京都市が新たに導入したゲルマニウム半導体検出器を使った水道水の放射能検査を始めるということが報告され質疑されました。
・山間部などの簡易水道でも検査する箇所をふやすべきではないか
・検査にかかる時間や緊急時の対応
などが質問されていました。

8月14日の豪雨被害については、質問した議員から普段から側溝の清掃を徹底してほしいという要望が出されていました。

2012年8月28日

エネルギーの未来と私の行動

今日は、ここしばらく、大きな政治のテーマになっているエネルギーの問題について考えを書きたいと思います。

政府は2030年の原発依存度を巡って0%、15%、20~25%の3つの選択肢を提示して、将来の原発比率を示した「革新的エネルギー・環境戦略」を とりまとめようとしています。全国11会場で開催した意見聴取会や討論型世論調査やパブリックコメントをみていると、世論は脱原発にあります。
直ちに全ての原発を廃止すべきだとは言いませんが、現実的に原子力依存を下げていく方向を打ち出すべきだと思います。

いくつか考えないといけないポイントを書きます。
① 原発の危険性をどうとらえるか?深刻な原子力時事故が起こった時に発生するコストをどう見込むか。
② 原子力を使わないことによって、電力不足や停電が起こるリスクをどうとらえるか?
③ 電気料金の上昇を招いても、原子力を使わないという選択は妥当か
④ 原発を代替する化石エネルギーの購入の増大が、日本の貿易収支を赤字にしていることを許容できるか?
⑤ 原発立地の自治体の経済構造の変化をどうしていくか

もっとたくさんありますが、こうした様々な要因を考えながら、決断をしていくのが政治の仕事です。責任ある政治の仕事として、何年かけて、どのような手段でそれを実現可能なものにしていくかという工程表を作っていかなければならないと思います。

もう一つ、評論家的な意見を言うだけではなく、私は一自治体の議員の一人として、私にできることから始めていきます。


原発に頼らない社会をつくるためには、代替できるエネルギーが必要です。
電気をつくるということであれば、太陽光や風力などが注目されます。しかし、代替エネルギーはすべて電気に変えなければならないものばかりではありません。給湯や暖房といった熱利用なら、エネルギーを電気に変えてから利用するよりも直接使ったほうが効率的です。


そうしたエネルギー源として、森林バイオマス利用を進められるように、取り組んでいきたいと思います。
森林バイオマス利用はまだまだ市民に理解が広まっていませんが、日本では有力なエネルギー源です。いろいろなところで取り上げて、利用が進むきっかけづくりをしていきます。

2012年7月24日

安城市事業仕分け視察

7月21日、愛知県安城市に事業仕分けの視察に行きました。 安城市は私が政策秘書をしていたときの議員の選挙区でもあり かつては選挙活動に入ったこともあるところです。 トヨタ自動車の関連企業の工場が多く立地し、財政的にはかなり豊かな自治体です。 そのためか、仕分けでも稼働率の低い施設などが対象になっていました。 安城市の事業仕分けの特徴は、市民判定方式です。 公募で選ばれた市民判定人が、仕分け人の議論を聞いて廃止や見直し、要改善などを判断します。 この方式は、秋の民主都みらいの事業仕分けでも取り入れようとしているので、 同じ方法をとる安城での仕分けがどのような流れになるかを見ていました。 市民判定方式では、仕分け人が判定するよりも、より論点をわかりやすく議論をすべきだと感じました。 議論を見た中に、教育センターの仕分けがありました。 立派な施設がありながら、教員の研修など教育関係しか使っていないことは妥当かどうかが論点になっていました。 ここでの議論のポイントは ・教職員が使うことに特化した施設にした理由 ・教員の資質向上は県の仕事ではないか この2点に集約されていきました。 様々なポイントで質問が出ながらも、本質的なところに議論を絞っていかないと、 なかなか市民判定人にはわかりにくいものになってしまいます。 どううまく論点を出していけるかが仕分け人の技量だと感じました。

2012年7月2日

民主党の節目にあたって

7月2日、小沢一郎元代表をはじめとした約50人が民主党の離党届を出しました。
2009年9月の政権交代から約3年。党内が混乱し、こういう形になったことは、やはり残念です。

こういう情勢の中で、前日の7月1日には、京都府連の幹事総会と研修会がありました。
幹事総会では国会議員から、税と社会保障の一体改革についてや大飯原発再稼働などについての報告がありました。

その後の研修会では、前原政調会長から「政権交代後の成果と課題」という論題でお話をいただきました。
新しい財源を生み出すことや暫定税率の廃止など、実現できていないものもある一方で、整備新幹線なども進めながら公共事業費は2兆円以上減らしてきたこと、高校無償化や農家への戸別所得補償など、実施して成果を上げているものも多いということでした

確かに一つ一つ確かめていけば、厳しい状況の中で成果をあげており、私たちもこれをもっと伝えていくべきだと思います。


しかし、一方で私たちが考えていかないといけないのは、実現されている公約も多い中でなぜ、民主党政権への国民の評価が低いのかということです。
地方の政治の現場にあって感じることは、一つ一つの公約だけではなく、もっと本質的な部分で変化を求めていた民意に、応えられていないと考えておられる人が多くいるということです。
それが何で、どうすれば変えていくことができるか、私自身、しっかり向き合っていかなければいけないと思っています。

2012年6月5日

home's vi総会・北区春まつり・京都市消防団総合査閲

6月2日は正会員であるNPO法人場とつながりラボhome's viの総会と、その後に行われた感謝祭というイベントに参加しました。
感謝祭では普段なかなか話をすることのない方と話すことができ、新しい発見もありました。
私も「僕が議員になった理由」というテーマでプレゼンテーションしました。
自分自身が考え、行動してきたことの足跡を振り返り、 議員として何をしていきたいのかを見つめ直す、よい機会になりました。

3日は午前中に北区ふれあい春祭りに参加。
北区の各地域で活動しておられる住民の方とお話させていただきました。
本当はもっとゆっくり参加したかったのですが、 お昼からの京都市消防団総合査閲に参加のため、式典終了後会場を出ました。

午後は京都市消防団総合査閲。
各区の代表で出場する11分団が行進や点検、ポンプ操法を披露しました。
開会式では全行政区の市会府会の議員が集まります。 これだけの数の議員が集まる式典も、なかなかないと思います。
それだけ消防団活動というものが自治の中で重要であるということの証でもあります。

2012年5月23日

5月22日交通水道消防委員会

5月市会の交通水道消防委員会は付託議案はありませんが、報告議案と一般質問がありました。 報告は消防局から福山のラブホテル火災を受けての京都市消防局の対応についての説明でした。 市内にある同じタイプのホテル77件に対して、緊急査察を行ったということでした。 委員からは、違反状況や他局との連携の必要性などについて質問が出ていました。 交通局に対しての一般質問で私は夏の電力不足の地下鉄への影響について聞きました。 関西の一部鉄道会社は間引き運転なども検討していますが、 京都の地下鉄では、使用電力の7割を駅の照明や冷房が占めているため、 減灯や冷房の一部停止で15%以上の削減を達成できるとのことでした。 他には市バス地下鉄の増客策や旅客流動調査などについて質問されていました。 水道局への一般質問では関東地方のホルムアルデヒドの問題などについて質問されていました。 京都市では5月21日に緊急検査を行い、全ての水質に問題はないということでした。 ラブホテルの件もホルムアルデヒドの件も、何かあるとこうして議会でも取り上げられますが、 事件があったときだけでなく安全については常に議会として関心を持っていかないといけないと感じました。

2012年5月21日

課題の解決に必要なリーダーの資質

5月20日、民主党京都政治スクールのプレスクールがあり、 日本政策投資銀行の藻谷浩介さんから講演をいただきました。
昨年もスクールで講義をいただいたのですが、その時は出席できず、今回初めてお話をうかがいました。

 「課題の解決に必要なリーダーの資質」という講演テーマでした。
講演の中で、何度も『解決に向けたプロセスを判断し、有権者の信頼をえつつ、当事者を納得させて動かしていく』 という資質が語られていました。
そしてそのためには『数字と歴史と条理に照らして多方面から眺めて全体像を理解する』ことが必要だと語られていました。

一議員として、地域の課題の現場に入った時、解決に向けて動くときには、さまざまな壁に当たります。
先送りにせずこういう姿勢で、まず目の前の課題に向き合える議員でありたいと思いました。

2012年5月18日

予算委員会第三分科会

5月18日、予算委員会第三分科会で水道会計の補正予算を審議しました。

去年、洛西ニュータウンで水道管が破裂して、大阪ガスのガス管を壊した損害賠償についての議案です。
京都市は、大阪ガスに対して約10億円の損害賠償をすることになります。
質疑で、これ以上の負担は発生しないのかどうか、水道局の経営への影響などを質問しました。
経営努力で赤字を埋めていくという答弁でしたが、今後の審議の中でその具体的な方法は確認していかなければなりません。
他には、保険の必要性や額の確定に至った経過などについて質問がされました。

2012年5月16日

新議長選出と議員バッジ

今日、5月16日の本会議で井上与一郎議長と安井勉副議長が辞任され、新しい市会議長に大西均議長を、副議長に山岸たかゆき副議長を選出しました。

京都市会の正副議長は慣例として毎年変わります。
長年の議会の慣例ではありますが、本当に1年で議長が変わっていくのがよいのか、疑問に思うところもあります。 

もう一つ昨日の市会改革委員会では議員バッジについても議論されました。
わが会派から、議員バッジの廃止を提案しましたが、賛同は少なかったようです。
しかし、1個あたりの費用が高いことや、当選の度に交付することなど、問題点も多く、今後議論していくことになりました。
いままで、バッジは議会の象徴の意味もありましたが、そういういままでの習慣も本当にそれでよいのか、市会改革の議論の中で、深めていきたいと思います。

2012年4月13日

第1回交通水道消防委員会

4月13日、年度が変わって最初の交通水道消防委員会がありました。
本日は理事者の紹介と事務事業概要の説明聴取などです。
他に報告案件として、水道局から23年度包括外部監査の報告、上下水道料金制度審議委員会の審議状況の報告などがありました。
また消防局からは昨日祇園で起こった事故についての報告がなされました。
そのほか委員会運営の説明などがありました。
本格的な質疑は次回以降になります。

2012年4月11日

上海訪問

4月1日~4日の日程で、議員団有志で上海を訪問しました。
議員としての見聞を深めることと、現地の役所の方との交流が目的でした。
懇談会で出たお話で、上海も高齢化が進んでいるので、日本での介護等の取り組みに関心を持っているというお話を聞かせていただきました。

上海の街は活気のある大都会でした。
一緒に行った議員の中には2年前の訪問に参加された方もいましたが、
その頃は至る所で工事をしていたとのこと。
今回はそれほどでもないとのことでしたが、それでも街中が建設ラッシュという印象を受けました。

ちょうど現地は日本でいうお彼岸のような休日だったこともあり、
上海タワーや繁華街には、中国全土から観光客が来ておられるようでした。
人口が国の活気だというのを、実感します。

赤信号でも歩行者や原付・自転車はどんどん渡り、
車はクラクションを次々に鳴らしていくなど、日本とはだいぶ習慣が違うなと感じました。

日本国内でも他都市に行くと、また京都とは違う面が見えます。
今回の訪問でも、それぞれの街の違いにたくさんの気づきがありました。

2012年3月31日

他都市調査(仙台・宇都宮・東京)

3月28日~30日の日程で議員団の他都市調査に行きました。
調査先は仙台市・宇都宮市・東京都千代田区・東京都でした。
仙台市では震災からの復興の状況や、現在のがれき処理の状況・援助を必要とする方の避難対策などをお聞きしました。
宇都宮市では、図書館が買う雑誌を企業協賛してもらう取り組みや、小中学校でのお弁当の日について。
千代田区では市民参加の事務事業評価について。
東京都では災害時の帰宅困難者対策の訓練の状況、東京マラソンについて。
それぞれお話を聞いてきました。

今回はそれぞれ短時間のため、市役所や都庁などでのヒアリングだけになっていまい、
現場視察ができませんでした。
それぞれは大変役にたつお話でしたが、もう少し掘り下げていく必要もあります。
そのあたりは、今後、追加で資料を集めていきたいと思います。

写真は宇都宮の雑誌の広告です。
表紙に企業名、裏表紙にチラシが入ります。

2012年3月29日

新しく交通水道消防委員になりました

2月27日に約1ヶ月半の2月市会が閉会しました。

閉会にあたり来年度の委員会の所属が変更になり、教育福祉委員会から交通水道消防委員会に変わりました。
市バスや地下鉄、上下水道、消防や防災について審議する委員会です。
私は消防団員でもあるので、そうした経験も生かして行きたいと思っています。
また一年間、しっかり取り組みます。

市会閉会の翌日から、仙台・宇都宮・東京で他都市調査を行っています。
仙台市では震災について、宇都宮市ではお弁当の日について、
東京では東京マラソンや区民参加型事業評価制度について、それぞれ話を聞いてきます。
詳しくは後日ブログにて報告いたします。

2012年3月26日

2月市会の24年度予算審議

2月市会で続けられてきた京都市の平成24年度予算議案47件の審議は本日討論決了となりました。
予算委員会では、3月5日~12日の日程で分科会の質疑が、3月15日16日に市長総括質疑を行いました。
私は3月5日~9日の予算第二分科会と3月16日の市長総括で質疑に立ちました。

3月5日は都市計画局に対する質疑。
京都の三山の景観保全の取り組み、北区中川学区の景観保全と地域振興、平成の京町家について取り上げました。

3月6日は建設局に対する質疑。
まちなかでの駐輪場の増設などを求めました。
原付でも使える駐輪場はさらに増やしていくべきだと主張しました。

3月7日8日は保健福祉局への質疑。
市民後見の支援や高齢者の居場所づくり、食品の放射能対策、動物愛護センターについて質問しました。

3月9日は、教育委員会。
学校の長寿命化改修や今後の統合のあり方、花背山の家での宿泊体験について質問しました。

それらをふまえ、16日の市長総括では、高齢者の居場所づくりや成年後見の支援が、全て行政の仕事として行われるのではなく、市民の力を引き出し、自立的に市民によって運営されたり、新しいビジネスにつながっていくように政策を展開したりしてほしいということを求めました。

また、花背での長期宿泊について、今年から4泊で実施していたところを一部で3泊に短縮する理由を聞きました。
授業時間が増えたことによる影響などですが、他の教科などとのバランスも考えながら、あまり詰め込み過ぎないように計画を考えてほしいということを求めました。

それらを受けて、本日3月26日の予算委員会で、民主都みらいとして賛成し、予算委員会に付託された議案47件は可決されました。
最終日の本会議で最終的に可決されることになります。

2012年3月20日

市会改革の成果

3月19日の教育福祉委員会は、今までにない委員会になりました。
市会の常任委員会ではこれまでも請願の審査をしてきたのですが、
今回から紹介議員の趣旨説明が行われ、同時に紹介議員に対して質問されるようになりました。

冒頭、「子どもの医療費無料化」の請願審査があり、
共産党のくらた委員から趣旨説明。そのあと、同じく紹介議員のみんなの党無所属の会の森川議員
に対しても多くの質問が出されました。
議員対市役所職員だけではなく、議員同士が活発に議論をするという市会改革の成果が形になった審議だと思いました。
私も共産党の委員に対して、たくさんの請願のうち何を最優先に考えるのかなど、いくつか質問しました。

他に付託議案の審査もあり、私はかねてから取り上げてきた旅館業法関連条例についてなどについて質問しました。いままでの質疑やパブリックコメントの意見が取り入れられた条例案になっていますので、可決されれば町家を利用したゲストハウスなど少し規制緩和されます。

この日はほかにも介護職員の待遇改善や少人数学級などの請願審査もあり、
最終的に委員会が終了したのは夜八時半でした。

2012年3月11日

震災から1年・京都マラソン

今日3月11日は東日本大震災から1年になる日。
去年の同じ日、私は選挙の準備をすすめる事務所のテレビで津波の被害を見ていました。
震災以降、いろいろな変化がこの国で起きました。
私はこの1年間、京都市の議員として、震災をきっかけに京都で起こった議論に関わりました。
被災地支援や被災者受け入れのこと、電力不足への対応や福井の原発のこと、食の安全のこと、がれき処理のこと、などなど。
被災地ではない京都でも多くのことがありました。
1年というのは一つの区切りです。
しかし、今日から明日で、何かが急に変わるものではありません。
これからもいま自分自身がやれることに、しっかり取り組みたいと思います。

今日は京都マラソンの日でもありました。
賀茂川の河川敷でランナーに声援を送っていました。

2012年の3月11日
日本にとっても、京都にとっても、特別な一日でした。

2012年3月5日

予算委員会局別質疑

3月5日~12日の日程で予算委員会の局別質疑が行われています。
私は第二分科会で、初日は都市計画局への質疑が行われています。
今週は局別質疑の質問の準備が連日続いています。
予算審議の内容は、またあらためて報告いたします。

2012年3月1日

決算委員会の報告の訂正

10月の決算質疑の中で、学校給食の配送委託と職員の評価についてとりあげましたが、その報告の記事でご指摘をいただきました。
 質問では、現在の配送業者が厳格な基準を満たす業者として、長年の信頼関係で契約してきたことを理解した上で質問しました。給食の安全を損ねてまで、競争で安くすべきという意図はありませんでしたが、ここでのご報告ではそうした趣旨が正しく伝わらず、また契約や給食そのものに問題があるような記載になってしまいました。
 また職員の評価については、評価システムを導入しないことに問題があるというような誤解を生じさせる記載となってしまいました。
 2点につき、訂正しておわび申し上げます

2012年2月24日

2月市会が開会

24日から2月市会が開会しました。
初日は市長の就任あいさつ、会期の決定、議案の提案理由説明でした。

午後からは本会議場で議員研修会。
立命館大学の村上弘先生から大阪都構想についての講義をいただきました。
大阪都構想では市の自治と市役所の組織の問題が混同して使われていること、市としての自治の大切さがよくわかりました。
一方で、「自治を担っている」という意識を持つ市民がそれほど多くないということも感じています。
市役所や私たち議員がもっと自治の大切さとメリットを市民に見えるようにしていかなければなりません。
市民活動に参加している市民の方々は、自治への高い意識を持っています。
その裾野を広げていく努力をしていく必要があると思います。

2012年2月11日

民主党近畿ブロックの議員研修会に参加してきました

Facebookには簡単に概要だけをのせましたが、
2月9日~10日に、和歌山市で開かれた民主党近畿ブロックの議員研修会に参加してきました。
初日の研修会では、台風災害への救援活動を中心にわかやまNPOセンターのお話と、
竹島や尖閣諸島などについてのお話を聞きました。

特に、わかやまNPOセンターの方からお聞きしたお話の中で印象に残ったのが、
支援にあたっての悩みで、
・誰の声を聞いて住民の声とするのか→誰が聞いて、誰が判断するか
・支援したい側の声をどう活かすか
というお話でした。

議員として、災害発生時に何ができるかを考えたときに
「どういう活動を普段からしていけばいざというとき住民のニーズを最も把握できるか」
これを考えていかないといけないなと感じました。

2日目は和歌山電鉄貴志川線(「たま駅長」で有名)を視察し、
存続に向けた住民有志の取組みなど、地方交通の維持の在り方についてお話をお聞きしました。
地方鉄道再生のモデルというような扱いをされている和歌山電鉄ですが、
それでも赤字であることには変わりません。
鉄道にしてもバスにしても公共交通、特に過疎地での交通の確保をどうしていくべきか。
公設民営という話もありましたが、
最終的にすべてを企業や住民の努力で解決できる問題ではないと感じました。

ただ、存続のために「たま電車」を生み出すなど、
住民が自分たちでアイデアを出しあい行動してきたことは、
やはり全国のモデルになるものだと思います。

地域をよくするために活動することは楽しいことで、だれにでもできることである。
和歌山からのこういうメッセージを京都にも、全国にも広げていきたいと思いました。

2月8日教育福祉委員会

市長選挙後、最初の教育福祉委員会がありました。

この日はまず保健福祉局の質疑で、
私は介護保険に関連して、ショートステイの食事代の件について質問しました。
これはショートステイの食事代が市内の約半分の施設で1日単位で設定されているため、
利用者が初日や最終日に食べていない食事の食費まで払うことになります。
これについては、市も改善の必要を感じているという答弁でした。
国の基準が、この状態を許容しているため強制はできないのが現状です。
実態をしっかり調べて、国にもはたらきかけることを求めました。

教育委員会の質疑では2つ質問をしました。
まず一つが、市長のマニフェストにもあった伝統文化教育についてです。
私は和装振興のためにも学校で着付けができるようにしていくべきと質問しました。
京都という町で育つ以上、和装を体験してみたというだけに終わらない取り組みが必要です。

もう一つは、公立高校の定時制について質問しました。
京都府が北区に新しい定時制高校をつくることを発表しました。

京都新聞 2012年02月04日の記事
『単位制の定時制高新設 京都府教委が方針』

定時制高校の定員割れの状況で、市内の定時制高校の再編につながる動きです。
教育委員会から現状の報告と定時制高校改革の現状について答弁がありました。
答弁の中での驚きは、市立では定時制高校の生徒の中でアルバイト等の非正規雇用で働いている生徒はいても、昼間正規雇用で働いている生徒はいないそうです。
定時制高校の厳しい現状はありますが、成果のわかりやすい進学校に力をいれるだけでなく、
困難な状況にある生徒への対応も力を入れてほしいと求めました。

2012年2月6日

市長選挙が終わりました

市長選挙から一夜明けて、今日から2月市会に向けて始動です。
結果は私たち、民主党が支援した門川市長の再選となりましたが、
低投票率や政党不信など、課題の見えた選挙結果だったと思います。
各政党の支持率が、前回市長選挙よりも落ち込み、無党派層が拡大しています。
そして、無党派層に門川候補が浸透しきったとは言えません。
市民の多数が市政に何を求めているか、われわれ議員ももっと敏感になっていかなければなりません。

まもなく始まる2月市会では、早速来年度予算の審議があります。
二元代表の一翼を担う議会として、しっかりとした議論をして
2期目の門川市政を引っ張っていきたいと思います。

2012年1月31日

インターネット選挙の解禁を

京都市長選挙の最中ですが、あらためてインターネットを使った選挙運動を解禁すべきだと思います。
私が国会で政策秘書をしていたとき、民主党のネット選挙解禁ワーキングチームの会議運営を手伝っていました。
その頃の議論というと、ホームページやメールの選挙運動への利用が主な内容でした。
しかし、いま同じ議論をするならば、facebookやtwitterなどの活用、USTREAMなどを使った動画配信がテーマになると思います。
政治家がインターネットを使って一方的に発信するということではなく、政治家と市民がネット上で自由に議論するという段階に、いまは進んでいます。

現在の公職選挙法では、市民同士の自由な議論でさえ違法なものとなりかねません。

厳密な立法議論をすれば、誹謗中傷への対策や外国からの影響、違法行為があった場合の取り締まりの実効性など課題はたくさんあります。
民主党政権になった後も、こうした議論が各党間で進んでいないために、未だに公選法の改正に至っていないのですが、国会で一刻も早く法改正が実現されるよう、現場から声をあげていきます。

2012年1月18日

市長選挙を前に

今週の日曜日、22日から京都市長選挙が始まります。
ここ最近は、新年会への出席や市長選挙に向けた様々な動きの中で慌ただしく、なかなかブログなどが更新できていませんでした。

私は今回の市長選挙では門川大作予定候補を支持しています。
また、民主党も党本部で推薦決定をしています。
これまでの4年間の実績が、一定以上評価できることと、私そして民主都みらい市会議員団の考え方が、マニフェストに盛り込まれているからです。

今回の市長選挙は、昨年の大阪市長選挙・大阪府知事選挙と比べて、争点もなく盛り上がらないというお話も聞きます。
激しい選挙になった大阪に比べて、京都はまだ政治改革が遅れているという見方をされる方もおられます。

私も、京都の市政でもまだまだ改革すべき点はあると思っています。
実際に議会での質疑や会派の事業仕分けでそういう指摘もしてきました。
しかし、門川市政の4年間で行財政改革や市役所改革がかなり進んだことは評価しています。
門川市政と引き続き議会で議論をして、いままで以上の改革を進められる状況をつくっていきたいと思います。

門川市長を支持するもう一つの理由は、私がこれまで関わってきた市民主体のまちづくりを、門川市長がしっかりとこれからの市政の方針に掲げていることです。
何でもかんでも役所がやるという時代ではないですし、改革を進めるにあたっては、市民の力を引き出すということが必要です。

これらが、私が門川市長(予定候補)を支持する理由です。

まずは多くの方に関心を持っていただけるように行動していきます。