2013年5月24日

京都の学生がもっと輝くために

5月20日は5月市会の経済総務委員会が開催されました。
この日の付託議案は国の税制改正に伴う京都市の市税条例の規定整備や関西広域連合議会議員の定数の件の2つでした。

私は議案とともに報告された、次期「大学のまち京都・学生のまち京都推進計画」策定に向けた取り組みについて質問しました。
まだこれから来年2月に向けて内容を詰めていくという報告だったのですが、私は学生の方々から直接話を聞いて感じていることが、次期の計画に位置付けられるよう質問しました。

一つ目は京都市が学生活動の支援を行うにあたって、その活動がビジネスにつなげていけるような支援の形もあっていいのではないかということを質問しました。
実際に支援を受けていた学生の方からお聞きしたご意見で、「活動はボランティアが原則で、ビジネスにつなげようとすると支援をしてもらえない」というものがあったからです。
また、産業観光局でもソーシャルビジネスやベンチャーの支援をしているので、そうしたものの中に学生という視点が入ってきてもいいのではないかと思っていました。
答弁としては、具体化はこれからとなりますが、前向きな答えをもらいました。

二つ目は、地域と学生がつながるという取り組みをしていくにあたって、学生を卒業した後にもつながるようにしていくこと、またそのためにコーディネートする能力を持つ人材を増やしていくことを提言しました。

三つ目に、大学図書館の共通利用や、地域体育館を学生が借りやすくすることなど、制度の改善を求めました。

いずれも具体化の段階で次期計画に反映されるよう、今後も継続して議論していきます。

2013年5月19日

5月17日 本会議(代表質問)


京都市会も5月市会が14日より開会しました。
代表質問が17日に行われましたが、今回は私が質問に立ったわけではないので、それぞれの考え方についての感想を。

自民党の議員の質問で、「地域コミュニティ再構築への取り組み」という項目があって、私も地域コミュニティについて何度も質問しているだけに、特に関心を持って聞いていました。
やはり、同じ地域コミュニティのことを質問しても、この自民党の議員さんとはだいぶ考え方が違うなという印象を受けました。

質問の趣旨は、地域コミュニティ再生のためには、「少し昔の価値観」に戻ることが大切という考え方に立たれていました。
この考え方はやはり自民党的だなと思います。
最近話題の女性手帳などとも共通しますが、旧来のムラ社会型、家父長制型の地域観や家族観があらわれているように思います。

私も地域コミュニティの活性化を訴えていますが、今の価値観や生活スタイルに合ったコミュニティの形をいかに作っていくかが私のテーマです。
もちろん、地域コミュニティは自民党の先生方のような考えの市民も、個人重視の考え方の市民も一緒になってつくっていくもので、それだけに難しさがある課題です。
しかし、古い価値観だけを無理に押し付けることは、結局コミュニティ活動から人を遠ざけてしまいます。
今日はそんなことを考えながら議論を聞いていました。

5月25日には北区で第2回の「つながるワークショップ」が開催されます。
(お知らせページはこちら

少し昔の価値観が必要と考える方も、自由に地域でおもしろいことがしたいという若い方も、一緒になって話せる機会だと思います。
多くの北区在住の方に参加していただきたいです。私も一区民として参加の予定です。