2011年12月31日

年の終わりに

今年1年間、お世話になったみなさまに感謝申し上げます。
春の選挙を経て、議員として駆け回った一年でした。

年末のあいさつ回りをしていますと、いまの政治状況について厳しいご意見もいただきます。
政権を担う政党に所属する自治体議員として、重く受け止めねばなりません。
私自身は、民主党マニフェストに書かれていた政策は、選挙目当ての誇大広告だったのではなく、この国で取り組まねばならない課題として、長年にわたって議論を深めてきたものだと認識しています。
問題は、自民党が批判するように「できないこと」を公約したことではなく
「やらなければいけないこと」を公約しながら、それを実現させられていないことにあります。
いま激しい反対の声のある消費税増税問題も、やはり取り組まなければならない課題です。
一方で、歳出削減の取組みはやはりまだまだ進んでいないと思っています。
国民の理解を得て税制改革を行うには、民主党に期待された「古いしがらみを断って、お金の流れを変える」ということをもっと徹底しなければならないのだと思います。
よくわからない離合集散や政党の抗争を国民が望んでいるのではないことは、地域で活動していてよくわかります。

来年もまた、日本全体の課題を見据えながら、市会議員として地域の身近な課題に一つ一つ取り組んでいきたいと思います。

2011年12月22日

12月21日教育福祉委員会

この日が年内最後の委員会でした。
保健福祉局から
保育所や児童施設の基準を決める条例案と美容院や旅館の衛生基準を定める条例案について、市民意見を募集するという報告があり質疑がされました。

これまでは、こうした基準は府が決めていましたが、分権改革で京都市に権限が委譲されることになったので、市で条例を定めることになりました。

私は衛生基準の条例案について、
①府の条例をそのまま移すのではなく、市で考えて緩和できるところは緩和していくべきでないか?
②特に町家を使ったゲストハウスなどが増えているので、そうした営業がしやすくなるように考えるべきではないか?
③逆に規制強化にならないようにすべき
という質問をしました。

答弁は、現時点で府の基準をそのまま移すということでしたが、他会派にも同じような考え方の議員もおられたので、議会として今後も継続して議論していきたいと思います。

2011年12月19日

1区総支部大会・100人委員会

12月17日、この日は3年ぶりの民主党京都府第1区総支部の大会がありました。
議員を勇退された後も、総支部幹事長として党務にあたっていただいていた武田祥夫幹事長が退任され、今枝徳蔵新幹事長の新体制が発足しました。
私も副幹事長を拝命いたしました。
この日は民主党政治スクールの最終講義と重なっていたので、
残念ながら最終講義には参加できませんでした。

夕方からは、京都市未来まちづくり100人委員会の3期の終了式に出席しました。
委員の方々が、これまでの活動を一人一人振り返って、一言ずつ話していかれました。
終了式で初めて傍聴に来たという学生さんが、
「わたしも一歩踏み出します。4期目やります」
という発言も。
関わった方々が、委員会を卒業しても、これからもつながって京都のために活動していけるんだなという可能性を感じました。

2011年12月8日

12月5日教育福祉委員会(その2)

12月5日の教育福祉委員会の後半は教育委員会に対する質疑でした。

まず1件目は東山区の南部の3つの小学校を統合し、新しく東山泉小学校をつくること、あわせて月輪中学校を東山泉中学校に名称変更する議案です。
私は、新しい学校の建設計画について
① ペレットストーブ導入計画について
② 職員の自動車通勤の問題について
③ 小中一貫教育における給食のあり方について
④ 月輪中学校の改修について
以上を質問しました。

2件目は「教育条件の改善」という請願審査でした。
結果は留保になりました。

3件目は「子どもたちへの放射能汚染防護対策」の陳情審査
4件目は「修学院小学校の教育条件の改善」の陳情審査
陳情は請願と違い、質疑されるだけで特に態度は決めません。

そのあと一般質問を行いました。
私は、保健福祉でも質疑した藤森小学校での放課後ほっと広場に関連して、
空き教室の利用ができないかという点と
藤森学区で「地域の教育の向上のために」という理由で教育委員会に寄付された土地が、
長年塩漬けにされている問題について質問しました。
放置はもったいないので、早く利用を考えるべきです。

他には、スクールカウンセラーのことなどが質問されていました。

臨時国会閉会にあたって

臨時国会が今日閉会しました。復興につながる2011年度第3次補正予算などは成立しましたが、与野党での対立が解けず、国家公務員給与削減の臨時特例法案をはじめ、労働者派遣法改正案などは積み残しになりました。国会終盤には一川、山岡両大臣の問責ばかりに焦点があたる結果となったことは残念でなりません。
私は政治家であり、あまり記者や評論家のようなことは言うべきでないと思いますが、重要案件が一向に前に進まない状況には強い危機感を持っています。
 今後のこの国を考えたときに、消費税増税をともなう税と社会保障の一体改革が必要であることは間違いありません。しかし、増税だけでなく国と地方の両方でさらなる歳出削減の努力をし、また時代に対応できなくなった仕組みを大胆に作り変えていかなければいけないと考えています。
民主党が2009年の総選挙マニフェストで掲げた改革プランはどこへいってしまったのかという思いを、多くの市民が感じていることは間違いありません。
先日の大阪の府知事選・市長選挙で、大阪維新の会が圧勝したのは、既存の仕組みを作り変えるという強いメッセージを支持した方が多かったからだと思います。残念ながらいまの民主党から、そういう強い姿勢が失われつつあります。
いま民主党政権が国民から求められていることは、マニフェストの公約を全て実現しろというとこではなく、強い覚悟をもって官僚機構や利益団体の抵抗と戦い、まさに「ひとつひとつ乗り越えていく」ことだと思っています。
私自身は、京都の市会議員として、決算の審議や、会派での事業仕分けを通して、京都市の事業の見直しについて発言しています。もちろん実現するものばかりではありませんし、合格点にはまだまだだと思いながら、現状の私の市会議員としての仕事の中でできることに取り組んでいきます。
野田総理が指導力を発揮され、民主党がこれまで議論を積み上げてきた改革が前にすすむことを期待します。

2011年12月7日

12月5日教育福祉委員会(その1)

12月5日の教育福祉委員会は私が議員になってから最長の委員会審議でした。
午前10時から始まり、審議終了は午後8時半。
それだけ案件は盛り沢山でした。
私が質問した部分を中心に報告します。

最初は保健福祉局からの提案議案である障害者施設の法律対応や指定管理の議案でした。
これは障害者自立支援法の枠組みに施設を適応させるための条例改正です。

二つ目が新しいこれからの京都市の高齢者福祉の基本プランである
「長寿すこやかプラン」についての質疑。
私は高齢者の権利擁護と就労支援について質問しました。
まず、市民後見というものがどういうものか質問しましたが、具体的な答弁は引き出せませんでした。何でもボランティアではなく、生活相談も含めてちゃんとしたサービスとして位置づけるべきと主張しました。
次に、高齢者の就労促進について、若年者の雇用への影響を考えてやってほしいということを求めました。
他の会派からは地域包括の役割や住居の確保などについて質問されていました。

三つ目は子ども医療費の無料化の請願審査。
小学校卒業まで子どもの医療費を無料にしてほしいという趣旨です。
私は一定の負担軽減はあっても、無料化までは必要ないと思います。

四つ目は伏見区の淀地区に学童保育所を設置してほしいという請願。
五つ目が伏見区藤森学区の児童館設置の請願で、私はこれについては児童館が直ちに無理であったとしても、学校施設を使った取り組みができるように求めました。
六つ目が国民健康保険料の値下げの請願。
これは市で解決できる範囲ではないので、税と社会保障の一体改革が実現されなければいけないと思います。

今回の請願については全案件が留保という扱いになりました。

さらにこの後で保健福祉局に対する一般質問でした。
印象に残ったのはアルゼンチンアリの対策という質問。アルゼンチンアリについては、初めて知りました。

ここまでが前半の保健福祉局に対する質疑です。
長くなるので後半の教育委員会への質疑は次の記事に書きます。

2011年12月6日

12月1日本会議/2日予算委員会

少し遅くなりましたが12月1日、市会本会議で代表質問がありました。
各会派とも市長選挙を意識した質問が多かったように思います。
感想を少し書きますが、自民党の質問で商店街の振興についての質問がありました。
商店街の振興のために、自治会や地域の各種団体と一緒に取り組みができるように、区役所の関与を求める質問でした。
私も同じ問題意識を持っていますが、少し違う視点を持っています。
今まで地域になかった人やアイデアを取りこんで、新しい地域づくりをしていくことが、必要だと思っています。
例えば、3日に私が雲ヶ畑に見に行った「森の文化祭」は
雲ヶ畑地区で活動する学生が始めて、最近では自治会の方々も参加するようになった取組みです。
住民ではない学生や若者が、一緒になってつくりあげていました。
こういう新しい力を地域に取り込む仕組みを、応援していきたいとともに、また自分自身でも仕組みづくりに関わっていきたいなと思います。
代表質問を聞きながら、地域づくりの考え方の違いが印象的でした。

続いて2日の予算委員会。
補正予算の審議で内容は子ども手当制度変更による減額補正や災害復旧予算などです。
私は災害復旧予算について、災害復旧の完成めどや危険個所への事前対応などを質問しました。

2011年11月24日

チマキザサの里帰り

11月23日、左京区花背の別所山の山中にチマキザサを植えにいきました。
このチマキザサのプロジェクトは私が100人委員会をやっていたときに始めたものでしたので、とても思い入れがありました。

チマキザサはもともと花背をはじめ京都の北山に広がっていました。
この笹の葉を使い、京都の文化である祇園祭の粽や和菓子が作られていましたが、
近年では笹枯れや鹿の食害で、チマキザサが絶滅の危機にあるのが現状です。
そのため、祇園祭の粽も近年では丹後や他府県の笹が多く使われるようになりました。

京都の北山にもう一度笹を増やすために、笹の苗を里親としてまちで育て、
大きくなってから山に植え戻す。そしてその活動を通じて一人でも多くの京都の市民に山とまちのつながりを実感してもらいたい。
そういう意味で作ってきたプロジェクトでした。

1年半でだいぶ大きくなった笹の苗を、滝谷山の斜面に植えました。
植えた場所は京都市林業振興課が「森林植生復元実証プロジェクト」として防鹿柵で囲って植生の回復をすすめている場所です。

落葉をのけ、土を掘り返して、笹を植えました。
作業は斜面でやりにくい場所もありましたが、全員で一株ずつ植えていきました。
次に来たときに、笹がもっと広がっていたらと思うと楽しみです。

2011年11月22日

TPP交渉に思う

最近のブログが議員活動や地域活動の報告中心になっていましたので、
少し大きな視点で、政治全般の課題への考え方を書きたいと思います。

野田内閣になって最初の大きな課題がTPP交渉への参加問題でした。
民主党においても考え方は二分されていましたし、京都市会でも参加への慎重対応を求める意見書が民主以外の会派の賛成多数で可決されていました。

私は、このTPPへの参加は日本がこれから世界の中で生き残っていくために必要なことだと思っています。
メリット・デメリットは両方あります。
しかし、総理が国を開き、世界とともに成長・発展していくという明確な意志を示したことはとても重要な意味があると思っています。

もちろん、主張されているデメリットのように国際競争にさらされて生き残れない産業が出てくることもあります。特に問題とされているのは農業や医療ですが、これらの分野はTPPに参加するしないにかかわらず、大きな変革を経なければならない分野でもあります。
私は、TPPへの参加はそうした変革を促すことにもつながると考えます。

交渉は今後行われていきますが、ルール作りに主体的に参加し、国益の最大化をはかることと、中国をはじめとするアジアの国々を、同じ公正なルールの自由貿易の枠組みに取り込んでいくことに、努力をしていってほしいと考えます。

2011年11月18日

千葉・東京への視察

11月15日~16日、議員団で千葉市と東京へ調査に行きました。
千葉市では東日本大震災後の対応について聞き取り。
応急的な対応はされていますが、本格的な対応はこれからの課題とのことでした。
しかし、費用は3000億円ほどかかるということで、
その負担、特に民有地をどうするかという課題があるということでした。
京都でも災害時は同じ問題がおこります。
いまからしっかり研究しておくことが必要だと感じました。

2日目は東京国立博物館のミュージアムショップを視察。
手刷りの浮世絵などオリジナルの商品が外国人観光客などに人気とのことでした。
京都市も、伝統産業ふれあい館などでショップをもっていますが、
商品開発力や売り方など、参考になる部分があります。
博物館では法然と親鸞展を開催していましたが、
調査のみのため展示を見ることはできませんでした。
残念です。

2011年11月17日

北区総合防災訓練

11月13日、大宮小学校で行われた北区総合防災訓練に参加しました。何度も参加している区の防災訓練ですが、東日本大震災を受けて、今年は避難所運営訓練に重点がおかれていました。
実際に体育館に避難所をつくり、地区ごとに班を編成し物資の分配や情報の伝達を行います。
実際にやってみると、電気が通っていてマイクが使える状況であっても、避難所の運営は困難を極めました。訓練でも相当混乱し、参加者にはストレスもたまっていたようですが、実際の避難所での困難は訓練の比ではありません。
 訓練に参加できない本当の要支援者がどっと避難所に来た時に、地域の力が試されると感じた訓練でした。

2011年11月14日

京都市版事業仕分け

11月14日、民主都みらい市会議員団で京都市の事業仕分けを行いました。
対象になった事業は12事業。
私は鍼灸マッサージ団体事業補助、消防団協会、給食協会の3事業を仕分け人として担当しました。
事業仕分けの手法には賛否がありますが、長年漫然と続けられてきた事業について
行政の意識を変える意味で、重要な取り組みだと思います。
事業は、不要>再検討>広域化>要改善>継続というように仕分けられます。

仕分け結果は
①烏丸公共地下道維持管理・御池公共地下道維持管理>要改善
②放置自転車対策>要改善
③街路樹の維持管理>要改善
④鍼灸マッサージ団体事業補助>再検討
⑤消防団協会>再検討
⑥京都市学校給食協会への委託>要改善
⑦資源ごみ回収拠点(紙パック)>不要
⑧映画広報>再検討
⑨姉妹都市交流事業>再検討
⑩人権啓発推進支援事業・市民啓発事業>要改善
⑪旧公設市場等管理>再検討
⑫伝統産業販路開拓、産地商品宣伝>再検討
でした。

これらの結果は、今後の議員団での予算要望や予算審議に生かされます。


2011年11月11日

柏野こどもまつりとにこわくフェスタ

11月6日、朝から地元の柏野小学校での
PTA主催のこどもまつりをお手伝いに行きました。
地域の方々が手作りのゲームなどで子どもたちを楽しませる企画です。
私はストラックアウトの担当でしたが、あちこちに飛ぶボールを拾うのに
右往左往してしまいました。

その後、こども未来館で行われたにこわくフェスタを見に行きました。
時間の関係で、絵本の展示しか見ることができませんでしたが、
なつかしく見せていただきました。

こういう自分たちで取組むことを、もっと応援していきたいし、
発信していきたいなと思います。

2011年10月28日

地域コミュニティ活性化条例の修正

10月28日、今日は9月市会の討論結了日です。
討論結了というのは各会派が議案への賛否を決める日です。
朝から断続的に議員会が開かれました。

今回の一番大きなテーマは
「地域コミュニティ活性化条例」の取り扱いでした。
もちろん趣旨は反対するものではないのですが、
私は本来自主的な活動である地域コミュニティの活動が
義務的なものとして市民にとらえられることに懸念を持ちました。
民主都みらいの会派の議員の中にも同じような考えの方がおられて、
他会派との話し合いを経て、修正案を共同で提案することになりました。
31日月曜日の本会議で修正案が可決される見込みです。

私は議員になる前から、市長提案をそのまま承認するだけの議会ではいけないと訴えてきました。
議案について、議会の審議の中で多角的に議論され、そしてよりよいものに修正される。
市長提案の条例案の修正は十数年ぶりらしいのですが、
京都市会がよりよい方向に変わってきていることを感じます。

2011年10月27日

決算委員会市長総括質疑

10月21日、決算委員会の市長総括質疑で、分科会での質疑をふまえ
以下の内容を質問しました。
市長総括とは、決算について市長や副市長に対して、本会議場で質問するもので、
代表質問とは違い、一問一答になっています。


○京都の三山の景観保全ガイドラインについて
(質問)このガイドラインを活かしていくために、今後、市としてどう取組んでいくのか。
(答弁)目的は三山の再生である。出来るだけ多くの人に使ってもらう。企業が森を守るシンポジウム、NPOや企業がやっているもののマッチング、自治会の取組みもワークショップをやって具体策にしていくなど三山の再生に取組んでいく。

○山の資源の活用について
(質問)木質ペレットの活用について今後どのように進めていくのか
(答弁)木質ペレットの活用については今のところなかなか進んでいない。企業などへのはたらきかけをすることや、市民に対してセミナーなどを行い使用拡大につとめていく。

○保育の施設整備について
(質問)将来の需要予測に基づく、整備が必要ではないか。今後どのように整備していくのか
(答弁)分園や定員外を受入れなどやってきた。どんどん園をつくり、維持していく財源はないのでどのようにやっていくかは課題である。今後しっかり検討していく。

(質問)企業内保育所や認可外保育所などのところも活用していってはどうか。
(答弁)多様な形でニーズに応えることが大事。どう関っていくかは検討したい。

○業務委託について
(質問)旅館開業の相談業務、学校給食の配送業務など委託のあり方を検討していく必要であると考えますがいかがですか。
(答弁)保健センターでやる業務だと思いますが相談業務に割く時間がないのでできるだけ事前に相談した結果きていただいた方が区役所にとってはいいのでやってきた。今後見直しを含めて検討していく。学校給食の配送業務については今後ご指摘も含めて給食協会とも話していく。

感想ですが、特に私が取り上げた業務委託のあり方について、見直していくという前向きな答弁がいただけたと思います。
京都市の政策をどうして行くかという大きな議論がより重要であることはもちろんですが、
一つ一つのお金の使い方をチェックするという議会のチェック機能もまた重要です。
その部分も、しっかり取り組んでいきます。

10月17日 決算第二分科会 病院会計

決算第二分科会の最終日は、市立病院の決算についての質疑でした。
市立病院は今年の4月から独立行政法人化されているため
市会で決算の審議をするのはこれが最後になります。

私は病院での治療費の未納の状況について質問しました。
答弁で、京都市立病院では累積で1億6000万円以上の治療費が焦げ付いていることがわかりました。
京都市の場合は未納の理由は、多くは生活困難などですが、他の自治体でも最近は悪質な未納や踏み倒しが増えています。
悪質なケースには毅然と対応するように求めました。

あわせて、病院に芸術作品を展示して患者の心の癒しを充実させて欲しいという要望や
遺族へのグリーフケアについて研究して欲しいと要望しました。

他の議員からは
・独法化後の事業の見通し
・京北病院の医師確保
・今後の交付金の見通し
・院内の余裕スペースを使ったテナント収入の確保
などが質問されていました。

2011年10月26日

京都未来まつり2011

23日は京都未来まつり2011に参加してきました。
http://kyoto-machiza.jp/archives/2608

これは私も事務局を務めていた京都市未来まちづくり100人委員会が主催となり、まちづくりに関心のある市民が明日の京都について語り合うというコンセプトのもと、開催したイベントです。
当日は、32のプログラムが用意され、まちづくりについて議論する場もあれば、過去の100人委員会での取り組みをパネルで紹介する展示、妊娠中の女性を体験しながらのパレードなど、まちづくりを多様な視点から捉えており、考える機会となりました。

私もいくつかのプログラムに参加しましたが、中でも興味深かったのはポートフォリオカフェという新しいまちづくりを語るプログラムです。
各テーブルにて「これからの京都に必要なまちづくりのカタチとは?」をテーマに話し合い、門川市長や山崎亮さん(studio-L代表)、亀和田俊明さん(宇都宮プライドプロジェクト)、松野智義仁さん(イマジン・ヨコハマ)へ提案。その提案を受けて、壇上のゲストの方々でパネルディスカッションという形式で行われました。

参加者がグループでまとめた多くの提案が発表されていましたが、私がこれまでも議会などで主張していた町家・空家を使った場づくりを提案されているグループもあり、
これからさらにがんばって実現させていかなければならないなと感じました。

2011年10月25日

第9回そらたね祭

10月22日、雨の中でしたが、そらたね祭を今年も開催しました。
今年は議会の仕事でなかなか手伝えなかったのですが、
若い実行委員みんながとてもがんばってくれました。

夕方から降りだした雨で、私が担当したステージは
ゆっくり見ていただけなくなりましたが、
雨が降り出す前に、パレードや路上ステージはできました。

毎年、関わるメンバーの変わっていくこのそらたね祭ですが、
今年参加してくれた新しい学生が新大宮商店街に根付いてくれると
いいなと思います。

これからの課題は
そらたね祭をどうやってイメージづけしていくか、
商店街を生かした場作りをどう広げていくかにあると思っています。
来月には、商店街の夜店も始まりますが、
そうした手作りの企画に、そらたねで育んだノウハウが生かされていけばいいと思います。

2011年10月18日

10月14日決算第二分科会 建設局

連日続く決算分科会の5日目は、建設局に対する質疑です。
この日は、自転車政策や治水対策、国事業直轄負担金について質問しました。

治水対策については、主に桂川や宇治川の洪水対策への市の関わり方について取り上げました。
これらの一級河川は国土交通省が管理しています。
上流の日吉ダムや天ヶ瀬ダムの放流の権限は国土交通省が持っているのですが、
非常災害時に、対応が全て国任せでいいのかという視点からの質問でした。

自転車政策については、撤去だけではなく駐輪場の整備など
自転車利用者がより便利に自転車を使えるようにしていくべきとの視点で質問しました。
もちろん撤去を全て否定するものではありませんが、
事業者に駐輪場をもっと設置させるよう、誘導する政策が必要だと思います。

国の直轄負担金は、民主党政権下で廃止の方向で議論が進んでいます。
京都市にとっても廃止がいい方向であることを確認しました。

ほかの議員の議論で印象に残ったのは、
京都市内の細い道をどうしていくべきか、という議論でした。
コミュニティを重視して細い道のまま、家を建て替えたりできるようにして、今の細い道を生かしながらまちづくりをするか、
防災面を考え、路地をなくし道を広げていくべきか、重要な議論だと思います。

他には
・街区公園に高齢者の集い機能を持たせるべきでは
・高速道路計画
・船岡山公園をずっと借地し続けることの是非
などが質問されていました。

10月13日決算第二分科会 都市計画局

分科会の4日目は都市計画局に対する質疑です。
この日は、平成の京町家について、町家の保全について、京都の三山ガイドラインについて質問しました。

片桐:平成の京町家事業の認定が伸びない理由は何か。
答弁:仕組みが十分整わないところがあった。メリットを増やし、わかりやすく普及させていきたい。

片桐:古い町家を残していくことは難しくなってきているが、どうやって保全していくか。
答弁:町家の価値は建物だけでなく暮らしの文化である。不動産信託の活用なども検討していく。

片桐:三山景観ガイドラインの目標達成に向け、もっとボランティアなどと協働していくべきではないか。
答弁:市からもっと働きかけていきたい。

私の感想ですが、町家の保全はまだまだ不十分です。市として町家の景観や文化を残したいという気持ちはとてもよく理解できるのですが、実際維持していく方にとっては負担は大変です。
なんでも補助金を出せばいいというものではないのですが、やはり経済的な負担軽減をしないと町家を残すということも、新しい平成の町家を建てることも難しいと思いました。
三山のガイドラインについては、市民や大学などとの連携が示されていますが、具体化はこれからです。
もっと市から「一緒に取組もう」という働きかけをしていただきたいなと思いました。

他の方の質問には
①市営住宅の管理について
②LRTの導入について
③狭い道路の対策
④歩くまち京都の推進
⑤らくなん進都のまちづくり
などについて質問が出されていました。

2011年10月16日

10月11日決算第二分科会(保健福祉局)

この日は決算の保健福祉の2日目。
私は、京都府生活衛生業務指導センターへの事前指導の委託や
鍼灸マッサージ関係団体への補助金について、必要性や効果の検証をどうするかについて質問しました。

事前指導の委託は新しく飲食店などを営業したい人が、相談する業務です。
市役所でもできることを業界団体へ委託するのは、他都市でもあまりなく不要な業界支援ではないかと指摘しました。
鍼灸マッサージ関係団体の補助金も、市民に効果が見えにくい補助金です。
あまり前向きな答弁はありませんでしたが、継続して取組みます。

私は他に、市営墓地の環境整備を求めました。

他の議員の質問には、
高齢者虐待の対策や包括支援センターのことなどが質問されていました。

2011年10月12日

10月7日決算委員会第二分科会

この日は、保健福祉局に対する質疑の1日目でした。
私は代表質問の関係で高齢者の居場所づくり、認可外保育所の支援、公共の場所以外での子育て環境整備について質問しました。

おおまかに質問答弁まとめます。

(高齢者の居場所関連)
片桐:代表質問への答弁で、老人クラブハウスの運営を見直すというご答弁がありましたが、どのように見直されますか?

答弁:
70,80代の方が要介護状態にならないように、場を作っていく必要性は感じています。幅広く集まる場にしていきたい。

(保育関係)
片桐:
待機児童対策には、保育所の増設だけでなく認可外保育施設と組み合わせて、保育ニーズに応える必要があると思うが対策はされているか。

答弁:
実態調査をしている段階。これから検討していくが、基本的には一定の水準がある保育所が必要だと考えている。

(子育て支援関係)
片桐:おむつ交換場所の設置は
公共施設だけでなく、民間のショッピングセンター等も支援が必要ではないかと考えるが、どのようにやっていくのか?

答弁:100人委員会で提言をいただいたところもあるので、今後研究していきたい。

特に保育に関しては、いままでの市会、特に自民党や共産党は待機児童対策で保育所の増設ばかり求めてきました。
しかし、保育所を増やすには多くの予算を必要とします。
これからの時代、保育の担い手が多様化すべきだと考えます。
事業所内保育や認可外保育所で保育の役割を一定担えればよいと思って質問しましたが、
まだまだ保育所を中心とした政策なんだなと感じました。

この日は他の議員の主な質問としては
・待機児童対策
・看護短大の今後
・生活保護のあり方
・障害者の就労支援
・2人乗り自転車の貸し出しについて
・国保会計について
などが質問されていました。