2013年12月4日

災害情報発信機能の強化・新しい観光振興計画

11月補正予算の審議では、行財政局に対して「防災ポータルサイト」の強化や電話による避難情報提供のシステムについて、産業観光局に対しては、新観光振興計画について質問しました。

◯「防災ポータルサイト」の強化
「防災ポータルサイト」は、京都市の災害情報や他の防災情報を提供しているサイトへのリンクがまとめられたポータルサイトです。
http://www.bousai-kyoto-city.jp/bousai/index1.htm
まず、現状かなり文字でごちゃごちゃしたサイトになっているため、見やすくする改善をお願いしました。

先日の台風18号の時には、毎分2万アクセスが集中し、つながらなくなるといった課題も明らかになりました。
情報が必要なときにサイトを見ることができないという事態を防ぐために、今後は毎分10万アクセスに対応できるシステムにしていくそうです。

他に、市民がどのようにこの防災ポータルサイトにたどり着いたのか、例えばリンクからなのか検索からなのかを把握しているか聞きました。
現状、そうした把握をしていないという答弁でしたので、より情報発信につながるよう、見つけやすいサイトにしていくことを求めました。

◯電話による避難情報提供のシステム
今回の補正予算では、携帯メールを使えない独居高齢者などに対して、電話で災害情報を発信するシステムも導入されます。
これについては、新しいシステムをうまく使えない高齢者も多い中で、どのように普及させていくのかを質問しました。
保健福祉局とも連携し、地域の見守り活動や民生委員の協力を得て進めていきたいという答弁でした。
まだはっきりとした姿は見えませんが、作ったシステムがちゃんと運用されるように進めていただきたいと思います。

◯新しい京都の観光振興計画策定
産業観光局では、台風による農林被害の復旧の予算もありますが、私は新観光振興計画について質問しました。
この振興計画はオリンピックに関連して計画を前倒しするものです。
関西全体や京都府全体で世界から観光客を呼べるよう、広域的な視野をもった計画を作ってほしいということを求めました。

また、現在の計画では、宿泊客に対する記述が多いのですが、観光客の7割を占める日帰り客に、何度も繰り返して京都に遊びに来ていただけるような発信も必要です。
カフェやギャラリー、コミュニティのイベント、まちあるきなど、多くのコンテンツが京都にはあります。
それらにももっと注目していくべきだと思っています。
前向きな答弁をいただきました。